現役20代が考える日本オワコン説
皆さんこんにちは、華の盛りの20代イケイケピチピチ女子なへなちょこ投資家です。
生まれてからこの方、景気の良い話など聞いたことなく、日増しにお先真っ暗な日本であるとヒシヒシと感じている90年代生まれの私ですが、現役大学生~同世代~30代前半の身近な人たちと話していても、みんな似たようなことを口にするので、本日は、これからの日本を背負う若人たちが日本に絶望してるで!!というお話。
はじまり~はじまり~。
先日、バイト先で現役の大学生から質問されました。
「NISAって今からやった方が良いかな?」
おったまげな質問でしたが一先ず話を聞いていると、老後2000万問題、税金が増えていること、将来結婚して子供が欲しいと思ったら勤め先の給料だけで一家を養っていけるのか、副業しないといけないの?、老後年金は貰えるかな、などなど。
今の大学生は社会に出る前からこんなことを考えているのかとお口あんぐり。
だって大学生って何も気にせず勉学に励み、色んな恋愛をして、悪いことも良いことも先輩に教わり、それを後世に伝え、遊んで遊んで遊びまくる楽しい4年間じゃないのか!?
しかも驚きなのが、学校内でもNISAをやっているかどうか、何を買って幾ら積み立てているかなどが話題になっているらしいのです。
学生の時からお金の知識を身に着けようと、お金の話題が身近になり、投資や株が良い意味で広まっていくことはとても良いことだと思います。
けれど学生の内からそんなことを考えないといけないって、なんだか悲しいような虚しいような。
「コロナ」というウイルスの出現により、学生生活も様変わりしてしまったのか、友達と朝まで遊び歩くなんてこともなく、友達と旅行に行くという事も数少なく、サークル活動の消滅により先輩後輩と繋がる機会もめっきり減ってしまったそう。
20歳前後の溢れんばかりのキラキラしたエネルギーは昇華する場なく、お金の不安・将来への不安が募るばかりなのかい?
ある程度社会を経験した20代後半、我が世代。
同級生をネトストしてみたらそろいもそろって未婚or独身を謳歌している奴らばっかり。
時々同級生との飲み会が開催されると十中八九話題に上る『結婚』というワード。
そして満場一致で結婚に魅力を感じないという結論に。
正しくは『結婚したいけど、いろいろ考えるとやっぱり結婚はしなくていいや…。』が正しいのかな。
あとは、性別の問題で結婚が認められないカップルも。
20代後半となると、ちょうど私が中学生~高校生の時にSNSが急激に普及したのですが、多感な時に色んな情報が一気に入ってきたからか、私の体感としてLGBTに対して凄く寛容な世代のように感じます。
実際周りにもそういったカップルが何組かいますし、そういう話もよく耳にします。
そして思うのが、夫婦別姓とか同性婚が認められないとか、いつまで古臭いこと言っとんねん、という感じ。
専業主婦になりたい勢はまた違った意見になってしまうかもしれませんが、夫婦別姓が嫌だという人、事実婚でもよくない?という人、一人の時間が好きだから週末婚がいいという人、仕事が楽しい・毎日が充実しているからまだ結婚は考えられないという人。
女性が活躍できる仕事も増え、昔に比べて楽しめるコンテンツが増え、事実婚という新たな結婚の形も現れ、今の生活を捨ててまで「結婚」という制度に拘る必要がなくなったのもまた事実なり。
結婚に魅力を感じないと言いつつも、20代後半から第一次結婚ラッシュがスタートします。
そして結婚後に控える一大イベント『出産』。
もう出産となったら一番心配なのが、お金。二番目に心配なのがお金。三番目に心配なのがお金。お金お金お金お金お金…。
未婚組・子なし組は言うのです。
「我らの収入で子をもうけて無事大学卒業まで何不自由なく過ごさせてあげられるのだろうか…。」
そしてさらに言うのです。
「どんどん貧乏になっていく日本で子どもを産んだら我が子が可哀想。」と。
いや!気持ち!めちゃくちゃ分かる!!!
学生の内から老後に向けてNISAで積立てないと、なんて心配しないといけない国で我が子を産みたくない!
みんながみんなこのような考えではないし、同世代でも結婚して子どもがいて何不自由なく幸せに暮らしている人も多いでしょう。
でも現役大学生の話を聞き、同世代の話を聞き、先輩・元上司の話を聞き、若い世代がこんなにお先真っ暗な話題しかなかったら、そりゃ日本オワコンよ。
失われた30年じゃなくて、ぶち上げな日本を経験したい。
ぶち上げまで行かなくても、せめて学生が老後を心配せずに今を楽しめる日本でありたい。
そして欲を言うなら、性別関係なく好きな人と結婚出来て、お金の心配なく子育て出来る国であれ…。