女1人で津々浦々【茨城県 梅まつり】の旅
3月は梅の季節という事で、水戸にあります偕楽園「梅まつり」へ行ってきました。
3月はどこに行こうかな~と調べていたところ、日本三名園なるものがあることを知り、そのうちの一つである偕楽園は梅が有名だという事で、日本の四季を楽しもうではないかと足を運んでみましたが、まぁほんとに美しいことよ。
子供の頃は花なんか見てもなんにも楽しくなかったのに、いつからか自然を求め、花を愛で、四季折々の美しさに癒されるようになったのか…。
ただぼぉーっと日当たりのいい場所に座り、陽の光を燦燦と浴びながら梅を鑑賞することが、こんなにも心穏やかになることだったなんて…。
年を取ったと言うべきか、大人になったと言うべきか、なんだかしんみりしてしまった「梅まつり」。
今回私は、「偕楽園・好文亭・弘道館」の3か所を巡ったので、680円のセット観覧券を購入し、初日は弘道館、二日目に偕楽園・好文亭へ行くことに。
(各入館料 大人一人:偕楽園300円・好文亭200円・弘道館400円)
好文亭から見下ろした偕楽園
好文亭
弘道館
個人的には梅まつりよりも弘道館のこの廊下にぐっと来てしまいました。
弘道館とは旧水戸藩の藩校で、藩士とその子弟が学ぶ教育施設だった場所として日本遺産になっているのですが、ちょうど今読んでいる新選組の本で、「身分の低い者は教室で学ぶなんて頭が高い!机も教科書もなく廊下でただ耳を澄まして聞けるだけも有難いと思え!」なんて言う描写がありまして、まさにこの廊下で耳だけを頼りに学んでいたのかと思うと…涙が…。
縁側に座り、本の内容に想いを馳せ一人涙する私。
多分完全に傷心旅行だと思われていたと思う。
今思い出しても恥ずかしい…。
新選組の本「壬生義士伝」についてはこちら↓
そして水戸の旅で行ったもう一つのメインどころは「百年百貨店」。
「100年前から使い込まれてきたモノ
100年先にも伝えたいモノ
そんなモノ達を集めたお店」
らしいのですが、もうお店??の佇まいが入ってもいいのかどうか…。
意を決して入店すると、薄暗い店内にはジャズが流れ、ひんやりとした空気に人っ子一人いない、まるでタイムスリップでもしたかのような錯覚に陥る空間。
店内には店員さんもおらず、御用の際は電話をかけてください、と書置きがあるのみ。
「100年前から使い込まれてきたモノ」とコンセプトにあるだけ、どれも時代を感じる年季物。
これだけ物に溢れた時代で、100年も形変わらずある物、なんて素晴らしいのか!
歴史に想いを馳せ、時の流れに想いを馳せ、心が豊かになった気がした一泊二日。
その中でもより最高だったのは、朝の新幹線からずっと飲んだくれの旅だったこと。
食っては飲み、飲んでは食い、大満足の旅だった…。
この旅一番の御馳走はあんこう鍋。
こちらは水戸市にある「水戸 山翠」と言うお店。
水戸駅から歩いて20分くらいでしたが、初めて降り立つ土地だったので、お散歩にはちょうどいい距離。
あんこう鍋、あん肝ポン酢、あんこうの唐揚げ、ビールに熱燗。
人々がせっせと仕事をする平日の昼下がり、美食に舌鼓を打ち、千鳥足で帰路へと向かう優越感半端なかった。
絶対にまたやろう。
水戸の旅で使ったお金
交通費 30,080円
宿代 4,060円
飲食代 10,183円
偕楽園入園料 680円
お土産代 3,878円
合計 48,881円