ソニー生命の変額個人年金保険はじめてみた

2021年12月23日

株以外にも老後の保険として、変額個人年金保険をはじめてみました。
ざっくりどういった保険内容なのか説明すると、『毎月決まった額を一定の期間払い続けることで、その資金を保険会社が日本株・世界株・券などに運用し、老後年金として今まで支払った金額での運用実績がもらえる保険』です。
(※私の契約した内容は毎月払いの100%世界株への投資、そして70歳からの年金受給開始ですが、一時払いというプランもあります。)

これは私の設計書になりますが、毎月1万ちょろの積立で、利回り-3.5%・0.0%・3.5%・7.0%の場合での運用実績例が表にしてあります。ちなみに私は世界株式100%での運用です。 変額なので、ずっとマイナスでもないし世界株式なのでトータルで見るとプラスになっているので、そうするとこの保険は一見とても魅力的に見えます。

 



では仮に70歳まで世界株式で払い続けた場合、トータルの支払保険料が5,651,712円に対し、利回り3.5%運用だったら解約返戻金が10,431,000円で返礼率が驚異の184.56%!!!
投資素人だったらもうそれだけで、めちゃめちゃいい内容じゃないか!契約~~!となりますよね。
はい、私もなりました。

しかし投資をはじめそれなりに知識が増えてくると、多くの方が手数料なるもの!バカにならない!という事に気付くと思います。
なので、手数料ハンターである銀行・証券会社・保険屋に運用してもらう、といった選択肢はあり得ない!と感じますよね。
それなら、ETFやS&P500、もしくは投資信託でインデックスファンドにお金をぶち込んでおいた方が確実です。



では実際にこの変額保険でどのくらい手数料がかかるのかというと、

①信託報酬 名称は変額保険ですが内容は投資信託なので、もちろん信託報酬がかかります。
②年金支払後に支払額の1%が掛かる
③保険なので運用手数料の他に、保険の手数料がかかる。
そして保険関係費用は男女、年齢によって異なるため明記されていない。

私の契約例から計算してみたところ、明記されていない保険料はおおよそ2%~3%くらいかかることが分かりました。



そう考えると、この変額年金とやらは無駄な手数料が多くないか??と感じます。
手数料だけを見ると辞めた方がいいと感じますが、あくまで保険なのでその分税制上の優遇でトータルがトントンになるのかなという印象です。
積立中は保険料控除ですし、もちろん運用中の利益は非課税、受取時は雑所得とできるので節税対策にもなります。


個人的には、インデックスファンドや、ETF、S&P500 でもっと運用率がいい投資先を探した方がリターンが多く、手数料も抑えられていいのではないかと思います。
しかし私の契約内容だと月払いの為短期解約だとペナルティが大きいので、一時所得50万までは非課税の優遇措置を利用して、利益が50万円近くになったら解約をしようかと考えています。



実際に変額年金を契約してみたところ、あまりにも手数料が多すぎる印象だったので、個人でインデックスファンドに投資をする方のをおススメしたいです。
契約を検討する際は目先の運用実績例だけで美味しい!と思うのではなく、その中身もじっくり考えてから契約してください!
私は目先の運用実績例で見事に契約してしまいました!
しかし変額年金にもメリットはあるので、メリットをとるのか、デメリットをとるのか、投資をするには自分で考える力が必要ですね。